信太紀子 / 早稲田大学経営管理研究科 / 産直ECサイト「食べチョク」
はじめに
みなさん、こんにちは。夜間主総合M2の信太(しだ)と申します。今回、数あるゼミの中から牧ゼミを選んだ理由、ゼミやTOMなどの授業を通して学んだことをこちらでご紹介させていただきます。
TOMを通して
牧さんと初めて知り合ったのは、1年秋Qに開講された技術・オペレーションのマネジメント (以下 TOM) を受講した時でした。今だから言いますが、TOMを受講したのは、こちらの授業が選択必修コア科目だったためです(笑)。必修科目だから履修した授業ではありましたが、受講してみるとたくさんの学びと発見がありました。まず牧さんの熱量の高さに驚きました。毎回の授業では、秒単位で進行が決められていると聞きましたが、それに納得する緻密に計算された授業運営は3時間の授業があっという間に感じられました。また、その熱量に応じるように参加する学生のコミット量もどんどん高くなり、良いラーニングコミュニティが出来上がり、切磋琢磨するピアエフェクトも生まれていたのだなぁと後から振り返って思います。また授業後のオンライン飲み会を通して、牧さんの大学の同級生が、前職上司であるという意外な繋がりも知ることができました(笑)
なぜ牧ゼミを選んだのか
ゼミ選びは1年の秋学期から本格化します。WBSには名だたる教授陣がおり、各教授によるゼミ紹介のセッションを聞く度に、どのゼミも魅力的でゼミ選択は非常に悩んだ記憶があります。そんな中、牧ゼミを私が選んだ理由は主に2つです。1つ目は、牧ゼミ3期生の修論発表を聞き、レベルの高さに愕然としたのと同時に、自分も牧ゼミに入り高いレベルを目指していきたいと思ったからです。
2つ目の理由は、偶然ゼミ選びの時期に牧さんがFacebookに投稿した内容に興味を持ったからです。というのも、私は現在の会社に転職した理由も社会問題をビジネスで解決したいと思っているからであり、特に新興国の社会問題をビジネスで解決することに興味があります。牧さんといえば、アメリカ(特にSan Diego)のイメージが強く、この投稿を見た時は少し驚きましたが、実際に牧さんと面談する中でも、「開発経済 x 科学技術」のテーマで進めることにOKをいただいたことは牧ゼミを私が選んだ理由の一つです。Facebookなどを通して、今自分が興味のあることを周りに積極的に発信することの重要性をこの件を初め、ゼミ活動を通じて感じています。
ゼミを通して
他のゼミ生もすでに記載の通り、牧ゼミは英語の定量論文ばかりを読んでいる厳しそうなゼミというイメージがあるようですが、前期のゼミではレジュメを通して自分の今までを振り返ったり、お悔やみ記事を通して自分がどう生きたいかを具体化してみたりと、WBSという2年間を起点に今までとこれからを考えることで、WBSで何をどう活用していくかを深く考えることができました。私の中で印象的だったのが「ネットワーキング」について扱った時でした。ゼミで自分の今までを振り返った時、人生の転機になったタイミングでは必ずキーパーソンとなる人がいることに気がつきました。それが両親である時もあれば、アメリカで知り合った友人であることもありますが、人との繋がりの重要性を感じました。また、牧さんが言っていた「人との関係はGive and Takeで成り立っている。しかし自分が他人に対してGiveできるタイミングは僅かであり、そのタイミングを大切にすることが良いネットワークを作る上で大事である」という言葉もとても印象的でした。WBSと仕事の両立は思った以上に難しく、業務と課題に忙殺される日々を送っていると人との繋がりを蔑ろにしがちですが、良いネットワークを築けるタイミングはそんなに多くないということを意識することで、人と人との繋がりを大切にできている気がします。このWBSで得られたたくさんの繋がりが、WBS卒業後も自分にとっての宝となると思っていますし、自分が誰かの人生にとってのキーパーソンとなれるよう少ないGiveのタイミングを大切にしていきたいと思っています。
次回の更新は11月12日(金)に行います。